取引の一部を現金で取引した場合の伝票記入の方法
伝票会計の場合、取引は『現金取引』と『振替取引』の2つに分かれますが、場合によっては一つの取引の中に両方含まれる場合もあります。
そのような取引を『一部現金取引』といい、伝票の書き方には2種類あります。
ここでは、平成28年8月8日に、プリンターを仕入れ、仕入れ金額の内、10万円分を掛けとし、残りを現金で支払ったものとしています。
この場合の仕訳は、以下のようになります。
借方 | 貸方 |
---|---|
仕入 180,000 |
現 金 80,000 買掛金 100,000 |
現金と振替に分ける方法
- 借方:仕入 80,000円、 貸方:現金 80,000円の出金伝票
- 借方:仕入 100,000円、 貸方:買掛金 80,000円の振替伝票
この2つの伝票に分けて記載する。
一旦、仕入れ代金全額を買掛金とする方法
- 借方:仕入 180,000円、 貸方:買掛金 180,000円の振替伝票
- 借方:買掛金 80,000円、 貸方:現金 80,000円の出金伝票
この2つの伝票に分けて記載する。
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