前2つの記事に分けて、色々と使えそうなライブラリを調べてみたが、「青色申告決算書」の出力に使えそうなライブラリはある程度絞り込まれた。
基本的には罫線とテキストだけの帳票なのだが、いかんせんマス目・罫線が大量にあるので、罫線を引いたり、固定テキストの出力までWebサービス側でコーディングするのはやってられん、という話です。
なので、最優先事項は「罫線や固定テキストをあらかじめひな形として作っておき、PDF出力時に動的な部分だけデータを生成して出力する」といった使い方ができる、という点になる。
それを踏まえて、候補になるのは以下の組み合わせ。
- mPDF (PHP)
- TCPDF+FPDI (PHP)
- PDF::API2 (Perl)
- ThinReport (Ruby)
ただ、ThinReportはひな形の形式がPDFではなく、ThinReport Editorが必須。決して一般的なアプリと言う訳ではないし、更新が止まったりして、アプリが使えなくなるリスクもあるかもしれない。かつ、Chromeのアプリなので、Chromeのバージョンアップで更新が止まるというリスクもあるのが考えどころ。
*もっとも、ThinReport Editorで作成されるひな形は「テキストファイル」なので、Editorが使えなくなっても手を打てないわけではない。が、面倒くさい。
他の3つなら、ひな形として作っておくPDFは一般的なものなので、ライブラリを別のものにしなければならなくなった場合でも、PDFはそのまま使えるので、一つ手間が省ける。
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